中之島香雪美術館で名画と出会う:「珠玉の西洋絵画」展

美術展

大阪の中之島香雪美術館で開催されている「珠玉の西洋絵画:モネ・ルノワール・ピカソ-和泉市久保惣記念美術館所蔵品展-」を観に行ってきました。

この展覧会は、和泉市久保惣(くぼそう)記念美術館(大阪府和泉市)が所蔵しているモネ、ルノワール、ピカソなどの西洋近代美術が公開されているそうです。西洋美術の有名どころが揃っているのと、印象派や藤田嗣治が好きなので、とても興味があり、楽しみにして行ってきました。

中之島香雪美術館は今回初めて訪れた美術館。フェスティバルタワー・ウエストの4階にあり、飲食店フロアを抜けてエレベーターを乗り換えたり、「こっちで合ってる?」と不安になりつつ移動…。4階に着いても同フロア内に会館(中之島会館)があり、美術館というより美術室、という印象です。

入口でチケットを購入し、いざ展覧会へ。オーディオガイドはありませんでした。目録も見当たらなかったので、Webサイトに載っているものを後でダウンロード。目録を観ながら鑑賞したい人は、あらかじめ準備しておく必要がありそうです。

美術館自体はワンフロア。その中に絵画やブロンズ像が展示してありましたが、画家1人当たり1~3作品とボリュームは少なめ。あとで展覧会のチラシを見たら、展示作品点数は23点とありました(Webサイトには25点と書いてありますが、おそらく間違い)。この少なさはちょっと残念。見たい画家の名前が並んでいたので、期待値を上げ過ぎたのもあるかもしれません。

ゴッホの絵画は1882~1884年のもので、かの有名な「ひまわり」や「星月夜」よりも前の、印象派の影響を受ける前の作品。モネは言わずもがなの「睡蓮」、この睡蓮は陽が落ちかけて水面も黒くなりつつある夕方の光景かな?それとも夜明けの太陽が差し込んだところか、と想像を働かせながら鑑賞しました。マティスは切り絵か~とか、ピカソはやっぱり難しいな…とか。そしてやっぱり藤田はネコだよね!(偏見)とかとか。

おもしろかったのは展示の解説です。画家の似顔絵イラストと、画家の略歴、展示されている絵画の説明が書かれていました。多くの美術展では絵画自体の説明がメインのものばかり見ていたので、画家自身の略歴が書いてあるのは初めて見たかもしれません。イラストもかわいくて、できれば写真に撮って残したかった。
今回は有名画家ばかりの美術展でしたが、〇〇美術館展や△△派展など、たくさんの画家の作品を観られる美術展だと、鑑賞の幅が広がってより楽しめそうです。

ちょっと拍子抜けしましたが、有名画家の作品を一度に鑑賞できる美術展でした。

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